2020.02.21
店長ブログ vol.21 野菜パウダーの魅力!
あ、店長のオオガケです。
こなああああああああ、ゆきいいいいいいいい♬ ねえ♬
というわけで、今回は「粉」のお話。
野菜って、たくさん食べたほうがいいと分かっていても、なかなか量も種類も増やせないもの。ま、だからこそ、ミンデキッチンの野菜おかずビュッフェは、日々、手を変え品を変え、楽しく美味しく野菜をいっぱい食べてもらえるように工夫しているのです。
それも、野菜の摂取量が少ない徳島県民のお役に立ちたいと思えばこそ。
でもでもでも、「うちの子供は、野菜が嫌いで」とか、「うちの孫も、固形の野菜はまったく食べない」なんて話をよく聞きます。
実に悲しいことです。でも、現実なのでしょう。
そんな場面を大きく変えてくれるかもしれない。そんな便利なアイテムがあるのです。
野呂内地区の生産加工組合『あいくるしぃYum-Yum』が作っている野菜パウダーです。パッケージが可愛いですね。
野菜パウダー自体は、正直、それほど珍しいわけではありません。僕が以前に住んでいた奈良にも、よくありました。色や形が少し悪いだけで、味は同じなのに正規の価格より安くなってしまう、いわゆるB品の野菜などを有効利用するため、乾燥させて、粉末状にするわけです。
水分が無くなっている分、香りや味が凝縮されていて、色合いもきれいですね。ほうれん草、にんじん、小松菜、さつまいも、かぼちゃ、ピーマン、パプリカ、にんにく、バジル、パセリなど、種類が豊富なのも嬉しいところ。
ただ、問題は使い方。どうやって調理すればいいのか?
ここで、最初の問題に戻るわけです。たとえば、野菜が嫌いな子供たちが食べやすいように、いろいろなものに混ぜ込んで、気が付かないようにして食べてもらう。あるいは、離乳食や介護食に加えて、野菜を飲み込みにくい世代でも、野菜の栄養をちゃんと取れるようにする。
たしかに、そういうアプローチもいいでしょう。でも、正直、なんだか物足りない。
パウダーにしたからこそ生まれる料理、あるいはスイーツがあるんじゃないか。ちなみに、ミンデキッチンでは、渡辺料理長がニョッキにしてくれました。
ジャガイモと小麦粉を混ぜたベースに、ニンジンパウダー、ほうれん草パウダー、カボチャパウダーなどを混ぜ込んで、3色のニョッキに! 色合いがきれいで、かみしめるとそれぞれの野菜の風味が感じられるのが楽しい。
あるいは、食前に飲んでいただく、野菜ドリンクに! 大根で作った白いポタージュスープに、ほうれん草とニンジンのパウダーを混ぜ込んでいます。パステルカラーがかわいい印象!選ぶ楽しみも感じていただけました。
そして、先日行なわれた、野菜パウダーを使った料理の試作会に参加してきました。
画面左は、パプリカとドライトマトを炊き込んだパエリア風ご飯、その奥は、同じく小松菜とドライトマトを炊き込んだもの。パプリカはとても色がきれいで、野菜の味も香りもしっかり残っていました。
画面右は、ニンジンのパウダーを溶かし込んだオムレツ。そして、その奥が、白味噌にカボチャのパウダーを練り込んだ野菜味噌と厚揚げの組み合わせです。やはり、混ぜ込むベースの味が強いものは、野菜の風味が感じられにくくなってしまうのでしょう。。。
あと、この日に調理したのは、レンジで作る即席豆腐や白玉団子など。当然ながら、白い食材に野菜パウダーを加えることで、その色、香り、味が引き立ちます。
野菜パウダーは、一般の家庭では、なかなか使いにくい商品でもあります。しかし、アイデア次第では、幅広い可能性を秘めている商品でもある。もっとたくさん楽しい使い方が生まれて、より多くの場面で野菜パウダーが使われるようになれば、農家さんが作った野菜が捨てられることなく有効利用されることでしょう。そして、作った野菜が、きっちり現金化されれば、作り甲斐が増えるってもんです。
野菜パウダーの魅力が少しは伝わりましたか?
よかったら、お試しください。