2019.05.14
店長ブログ vol.02 ミンデキッチンの料理について①
あ、店長のオオガケです。
ゴールデンウィークも終わり、日差しが強くなると同時に山の緑も色濃くなって、新芽の香りが漂っています。この香り、苦手な人も多いようですが、僕は個人的に好きなんです。むせ返るような香りの中に、生命力を感じると言いますか。新しい力が湧いてくるような感じ。
野菜も、春の山菜がいっぱいあって、つやつやとした新玉ねぎもあり、葉のやわらかい春キャベツ、プリプリのスナップエンドウなどなど。直売所などで見かける野菜は、季節ごとに顔ぶれが変わっていくので楽しいですね。
ミンデキッチンのランチは、野菜おかずが中心です。ビュッフェスタイルで、好きなものを好きなだけ盛っていただきます(お代わりはできません…)。毎日揃える野菜おかずは、4種類。できるだけ日替わりになるように、いろいろな野菜を使い、調理法や味付けを工夫しながら、ご用意しています。野菜の多くは、三好産です。毎日、直売所に買い出しにいったり、あるいは、農家さんが直接持ってきてくれたり。できるだけ、この地域で育てられた野菜、しかも、鮮度のいい野菜を使うのがモットーです。
近年の大きな課題でありますが、日本の農業人口は減り続けています。そして、高齢化も歯止めがきかず、農業を志す若者も少ない。つまり、このままの状態で10年、20年したら、日本で野菜を作る人がいなくなってしまうかもしれません。危機的状況なのです。この状況を救うには、国の農業政策も大事です。でも、自分たちにも何かできるんじゃないか。
農業者にとって大事なことは、作った野菜がしっかり売れること、それも適正価格で。大量流通する野菜は、買い叩かれてしまう傾向にあります。スーパーでは、外国産の野菜も多く見かけるようになりました。正直、自分たちもプライベートの買い物だと、産地を気にするよりも、つい安い野菜を選んでしまいがちです。でも、そうではなく、地域の人たちが作っている野菜、できれば、作っている人の顔がわかる野菜を食べるようにしたい。そうすれば、野菜がよりおいしく感じますし、無駄になんてできません。
だから、ミンデキッチンとしては、もっとたくさんの農家さんと知り合いたい。できるだけ、畑から、直接、このお店に野菜が届くようにしたい。いずれ、毎日、いろいろな農家さんがお店を訪れて、野菜を置いていってくれる、そんなお店にしていきたいと考えています。