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2020.02.28

お知らせ

店長ブログ vol.24 酒遊山とは。。。

新型コロナウィルスなんて、大嫌いだ!

あ、店長のオオガケです。

 

先日、四国最大級の地酒イベント『四国酒まつり』が中止になってしまいました。20回続いてきたイベントの21回目。その日は、『うだつマルシェ』も開催されて、街中が人であふれるほど盛り上がる予定だったのです。

しかし、2日前に中止の判断が下されました。新型コロナウィルスの蔓延状況を考えれば、仕方ありません。とはいえ、少し直前過ぎました。そりゃ、混乱します。すぐに告知したものの、知らずに来てしまったお客さま、あるいは、知ってて来てくれたお客さま。幸い、三好にある三つの酒蔵が蔵開放をしてくれたので、少しでも楽しんでいただけたと思います。

ミンデキッチンでは、『四国酒まつり』に合わせて、『三好の酒遊山』を予定しておりまして、四国の地酒を提供しておりました。少しでも、地酒を楽しみに三好を訪れたお客さまの受け皿になれたかなと。

 

その『三好の酒遊山』。ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、今更ながらここでご紹介したいと思います。2019年5月よりスタートした『三好の酒遊山』は、開催5回を数えます。

正式名称は、『三好の酒遊山~酒好し、人好し、肴好し~』。

遊山とは、「野山に遊びにでかけること」または「気晴らしに遊びに出かけること」の意味があり、『酒遊山』には、「日常生活を忘れ、おいしい酒と肴を飲みに出かけてみませんか?」という想いを込めています。また、徳島県には、外遊びに弁当などを入れて持参する子供用の小型の重箱のことを「遊山箱」と言い、伝統工芸品にもなっているので、遊山という言葉を取り入れることで、徳島のイベントであるイメージが伝わればいいなと。また、メインタイトルに入れた三好は、地域名であると同時に、サブタイトルである「酒好し、人好し、肴好し」の三つの『好いこと』が集まるというダブルミーニングにもなっているのです。併せて、単に酒を販売するイベントではなく、三好あるいは四国各県の地酒を媒体として、人が集まり、地酒に合う肴も楽しめるというコンセプトを伝える役目も果たしています。

今年度は、四国4県の地酒をテーマに、毎回、三好の地酒プラス1県の地酒を揃えました。5月は香川、7月は高知、11月は徳島、1月は愛媛、そして、2月は四国4県。毎回、20~30種類の地酒を揃えましたので、その数たるや。。。

毎回、少しずつ味見をしましたが、各県ごとに特徴があるんです。もちろん、米や水、自然環境などの違いが大きいのでしょうが、なんとなく県民性とつながっている部分もあるような気が。。。

 

こうした沢山の地酒をお猪口に1杯、200円からお楽しみいただきました。2000円のチケットを購入していただいて、チケット1マス分で日本酒1杯。飲み放題ではないので、どのお酒にするか、みなさん真剣です(笑) たくさん飲める方は、端から順に。。。なんて飲み方もありますが。。。

 

そして、『三好の酒遊山』のもうひとつのウリが料理です。『四国酒まつり』は、四国中の地酒が揃う祭典で、その種類は『三好の酒遊山』が及ぶところではありませんが、残念ながら、アテがないんです。やっぱり、地酒を飲むときには、アテがほしいですよね。というわけで、『三好の酒遊山』では、三好の食材を使った料理や四国各県の郷土料理などをお出ししてきました。

あるときは、吉野川で育ったアメゴとアユの炭火焼き。

 

あるときは、祖谷鹿ロース肉のグリル。

 

あるときは、今治のB級グルメ、焼豚玉子飯。

 

あるときは、香川の骨付き鶏風にした手羽先揚げ。

 

そして、〆にピッタリな祖谷そば。

 

まあ、いざ始まってしまえば、難しいコンセプトはそっちのけ。おいしい地酒を飲んで、おいしい料理を食べて、友と語らって、楽しい時間を過ごしてもらえればいいのです。お酒のいいところは、はじめて会った人でも仲良くなってしまうところ。地元の方も、遠方から来られた方も、あっという間に飲み仲間。

7月の『酒遊山』では、突然はじまった阿波踊りの講習会(笑)。東京から来ていた人を巻き込んで、踊る阿呆に見る阿呆とばかり。

 

じっくりお酒の味を楽しむもよし、ほろ酔い気分で踊るもよし。

酒どころ三好ならではのイベントとして、『四国酒まつり』に次ぐ地酒イベントになるよう、今後も続けていきたいと考えております。

次は、四国を飛び出して、いずれ全国の酒どころを網羅しようかと思ったり。もちろん、三好の地酒は毎回ご用意します。

日本酒ファンのみなさんは、企画発表を楽しみにしていてください。

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